こんにちは。たきこ(@butaon_takiko)です。
舞台業界で使われているCADソフトに、AutoCADがあります。
舞台業界で使われるCADソフトの他には、「Vectorworks(ベクターワークス)」がありますが、AutoCADの方が3D作図に優れていて、やや難易度が高いです。
また、どちらかというと海外はAutoCADが中心な印象があります。
(あくまで私個人の感覚です。)
今回は、AutoCADをより安く買いたいと思ったあなたのために、概要と製品比較をまとめました!
AutoCADの公式サイトと製品の選び方
AutoCADは図面設計ができるCADソフトで、Autodesk
(オートデスク)株式会社というメーカーが出しています。
AutoCADでは、用途を分けた3つのバージョンがあります。
この他にも、3Gゲーム向け、建築向け、土木設計向け、機械設計向けなど様々は製品がありますが、
舞台業界の目線で考えるのは以下の主要3つのソフトで十分かと思います。
以下に、2019年12月31日現在の料金比較をまとめます。
製品名 | AutoCAD |
AutoCAD LT |
AutoCAD Revit LT Suite |
内容 | 3 次元の汎用 CAD ソフトウェア | 2 次元の汎用 CAD ソフトウェア | 3D 建築設計とドキュメント作成のための簡略化された 3D BIM ツール。 AutoCAD LTに加えて、BIMの機能が使える。 |
1ヶ月の料金 | 26,400円 | 7,700円 | 12,100円 |
1年の料金 | 209,000円 | 64,900円 | 93,500円 |
3年の料金 | 564,300円 | 174,900円 | 253,000円 |
A:Building Information Modeling の略。
(建物を)(情報で)(形成する)
初めから3次元で設計でき、パーツを修正しても関係する部分に反映させることができます。
これまでの3DのCADは、2次元で製図したものを3次元に組み立ててCGでシミュレーションをするものでした。
BIM対応のCADで設計することで、大幅な修正手間の削減と、図面間の整合性を保つことができます。
参考記事→BIMと3D CADとの違い
2016年以前は買い切り型の永久ライセンスがありましたが、現在は年間契約(=サブスクリプション)の取り扱いのみです。
なので、最新のAutoCADを購入するには、オートデスクの公式サイト(または提携された販売店)から注文するほかありません。
2016年以前の買い切り型の古いソフトであれば、アマゾンなどでもわずかながら出ています。
その他、個人から中古を買う形になりますが、ヤフオクやジモティーなどで探すことも出来ます。
AutoCADのサポートと書籍
AutoCADを買ったとしても、操作ができるか不安ですよね。
AutoCADでは、購入者サポートが幾つか設けられています。
- 使用方法のビデオやチュートリアル
- 無料または有料のセミナー
- Autodesk認定資格プログラム
- オンデマンドクラス(英語のみ)
そのほか、職業訓練校やパソコン教室(アビバなど)でも学ぶことができます。
また、AutoCADの関連書籍も多数あります。
おわりに
3DのCADの代名詞とも言える、AutoCADを購入するには・・・
- 最新版を使うためには年間契約(サブスクリプション)する必要がある
- 買い切り型は2016年以前のみ
この2点をまず理解しておくことが必要でした。
AutoCADを買う際には、公式サイトより割引キャンペーンを不定期にやっていることもあるので、チェックしましょう!